この記事の結論
- 飼育ケースは単独飼育なら幅20〜25cm程度、複数・ペア飼育なら幅30cm前後、通気性のあるフタ付きを選ぶのが目安
- マットには「飼育用」と「産卵用」があり、成虫の普段飼いには飼育用で十分
- 転倒防止材(登り木)は仰向けのまま起き上がれなくなる事故を防ぐ必須アイテム
- ケース・マット・転倒防止材・温度計をひとそろい買っても、目安は2,000〜3,500円程度
カブトムシやクワガタを飼おうと決めたとき、最初に迷うのが「どんなケースとマットを買えばいいのか」という点です。
ホームセンターや通販サイトを見ると、サイズも素材も値段もさまざまなケースやマットが並んでいて、どれを選べばいいか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
この記事では、成虫を飼うために最初に用意したい飼育ケースとマットの選び方、あわせてそろえておきたい周辺グッズを整理します。
飼育そのものが初めてという人でも読めるよう、専門用語はできるだけかみ砕いて説明していきます。
飼育ケースの選び方

飼育ケースは、大きすぎても小さすぎても飼いにくくなるため、まずはサイズの目安から確認しましょう。
サイズの目安
カブトムシを1匹だけ飼うなら、幅20〜25cm程度の中型ケースで十分に飼育できます。
メスを複数飼育する場合や、クワガタのオスとメスを1匹ずつのペアで飼う場合は、幅30cm前後のケースを選んでおくと、後々マットの量を調整しやすくなります。
ただしオス同士は原則として同じケースに入れず、1ケースに1匹が基本です。
狭すぎるケースで無理に複数を同居させると、ケンカで足やツノが欠けてしまうこともあるため、それぞれの匹数に合った余裕のあるサイズを選ぶのが安心です。
フタ・素材のチェックポイント
フタは、細かい網目状になっていて通気性が確保できるタイプを選びます。
カブトムシやクワガタは力が強く、フタの隙間から脱走することもあるため、しっかりロックできる爪付きのフタだとより安心です。
コバエ防止用の細かいメッシュが付いたフタを選ぶと、コバエやダニの侵入をある程度防げます。
コバエ・ダニ対策のより詳しい方法は、コバエ・ダニ・ニオイ対策をまとめた記事で詳しく紹介しています。
マットの選び方

マットとは、飼育ケースの底に敷く土のような素材のことで、広葉樹や針葉樹のチップを発酵・熟成させて作られています。
飼育用マットと産卵用マットの違い
マットには大きく分けて「飼育用」と「産卵用(発酵マット)」があります。
成虫を普段飼育するだけであれば、粒がやや粗めの飼育用マットで問題ありません。
一方、産卵用マットは粒が細かく発酵が進んでいて、卵や幼虫が過ごしやすいように作られています。
幼虫の飼育やマット・菌糸ビンの詳しい違いについては、幼虫飼育の基本を扱った記事で詳しく解説しています。
敷く深さの目安

成虫だけを飼育するのであれば、マットの深さは5〜10cmほどあれば十分です。
カブトムシはマットに潜って休む習性があるため、体がすっぽり隠れる程度の深さがあると落ち着きやすくなります。
マットが乾いてきたら、霧吹きで軽く湿らせて、握って軽く固まる程度の湿り気を保つようにしましょう。
あると便利な周辺グッズ

ケースとマット以外にも、そろえておくと世話がぐっと楽になる道具があります。
転倒防止材・登り木
カブトムシやクワガタは、マットの上で仰向けにひっくり返ってしまうことがあります。
仰向けのまま起き上がれないと、体力を消耗して弱ってしまうこともあります。
登り木や木の枝などの転倒防止材を必ず1〜2本入れておきましょう。
霧吹き・温度計
マットの乾燥具合を保つための霧吹きと、ケース周辺の温度を把握するための温度計もあわせて用意しておくと安心です。
エサ皿・昆虫ゼリーの選び方については、エサの与え方をまとめた記事で詳しく紹介しています。
まとめ、最初にそろえる一式の目安
飼育ケース・マット・転倒防止材・温度計をひとそろい買っても、目安としては2,000〜3,500円程度で用意できます。
最初から高価なものをそろえる必要はないので、まずはこの記事の目安を参考に、無理のない範囲で道具を用意してみてください。
今日のアクション
- 単独飼育なら幅20〜25cm程度、複数・ペア飼育なら幅30cm前後を目安にケースを選ぶ
- 成虫の普段飼いには飼育用マットを5〜10cm敷く
- 転倒防止材と温度計を忘れずにそろえる
関連記事
- 関連記事:➔ クワガタ・カブトムシの飼育、初心者が最初に知っておきたい基本ガイド
- 関連記事:➔ 複数飼育の注意点、クワガタ・カブトムシの共食い・ケンカを防ぐコツ
- 関連記事:➔ 幼虫飼育の基本、マット飼育と菌糸ビン飼育の違い





コメント