この記事の結論
- カブトムシとクワガタは近い仲間だが科が違い、見た目・寿命・活動の仕方が違う
- 最低限そろえたいのは「飼育ケース・昆虫マット・転倒防止材・エサ皿・昆虫ゼリー・温度計」の6点
- 置き場所は直射日光の当たらない室内、温度は20〜25度前後が目安
- カブトムシの成虫は1〜3ヶ月ほどの命、クワガタは種類によって数年生きることもある
夏に子どもと一緒にカブトムシを捕まえたり、ペットショップで気に入ったクワガタを買ってきたりして、初めて昆虫を飼うことになったという人は少なくありません。
犬や猫のように毎日大量に世話が必要な生き物ではありませんが、まったく放っておいても大丈夫というわけでもありません。
最低限の道具と環境を整えておかないと、数日で弱ってしまったり、思ったより早くお別れが来てしまったりすることがあります。
この記事では、カブトムシ・クワガタ飼育の入り口として、最初に知っておきたい基本知識と道具、置き場所の考え方を一通り整理します。
道具ごとの詳しい選び方やエサの与え方は、それぞれ別の記事で詳しく扱っていますので、まずはこの記事で全体像をつかんでみてください。
カブトムシとクワガタ、まず知っておきたい基本の違い
「カブトムシもクワガタも似たようなもの」と思われがちですが、どちらも甲虫のコガネムシ上科に入る近い仲間でありながら、カブトムシはコガネムシ科、クワガタはクワガタムシ科と、科のレベルで分かれる別のグループです。
見た目・仲間としての違い
カブトムシはコガネムシの仲間で、オスの頭に立派な角を持つのが特徴です。
一方クワガタはクワガタムシ科という別のグループに属し、オスの大きなアゴ(大顎)で挟む・押し出すという行動をとります。
寿命・活動時間の違い
カブトムシの成虫は夏に羽化して、1〜3ヶ月ほどで一生を終える短命な昆虫です。
対してクワガタは種類によって差が大きく、ノコギリクワガタなどは数ヶ月程度で終わることが多い一方、オオクワガタのように成虫のまま冬を越し、数年生きる種類もいます。
どちらも夜行性で、昼間はマットに潜ったり物陰に隠れたりして休んでいることがほとんどです。
昼間じっとして動かないからといって、弱っているとは限らないので、まずは数日様子を見てあげましょう。
飼育を始める前にそろえたい道具一式

道具は少しずつでもそろえておくと、後から慌てずに済みます。
飼育の土台になる道具
まず必要なのは、生活の場になる飼育ケースと、その中に敷く昆虫マットです。
ケースは通気性のあるフタが付いたものを選び、マットは飼育用として市販されているものを5〜10cmほど敷くのが基本です。
ケースやマットの具体的なサイズ・種類の選び方は、飼育ケース・マットの選び方をまとめた記事で詳しく解説しています。
毎日のお世話に関わる道具
エサになる昆虫ゼリーと、ひっくり返りにくいエサ皿も欠かせません。
さらに、マットの上に置く転倒防止材(登り木や木の枝)を用意しておくと、仰向けになって起き上がれなくなる事故を防げます。
昆虫ゼリーの選び方や、与える量・交換の頻度については、エサの与え方を扱った記事で目安をまとめています。
置き場所と温度の基本

飼育ケースは、直射日光が当たらない室内の、温度変化が少ない場所に置くのが基本です。
目安となる温度は20〜25度前後で、真夏に28度を超える環境が続くと、カブトムシもクワガタも弱りやすくなります。
温度計をケースのそばに置いておくと、実際の温度を数値で確認でき、置き場所の見直しにも役立ちます。
エアコンの風が直接当たる場所や、窓際で日中に高温になる場所は避けてください。
季節ごとの詳しい温度管理・暑さ対策は、置き場所と温度管理をまとめた記事で扱っています。
飼育にかかる手間、毎日やること・たまにやること

飼育の手間は、思っているよりシンプルです。
毎日〜数日おきにすること
エサのゼリーが空になっていないか、マットが乾きすぎていないかを、数日おきにチェックします。
マットの表面が乾いてきたら、霧吹きで軽く湿らせる程度で十分です。
数週間〜季節ごとにすること
マットは食べかすやフンで汚れてくるため、数週間から1ヶ月ほどを目安に全体を交換します。
飼育に慣れてきて、オスとメスのペアを産卵させてみたい場合は、通常の飼育ケースとは別に「産卵セット」を組む必要があります。
産卵セットの組み方や幼虫飼育については、産卵セットの基本手順を扱った記事で詳しく紹介しています。
まとめ、これから何をそろえればいいか
カブトムシとクワガタは似ているようで、見た目も寿命も飼育の勘所も異なる昆虫です。
とはいえ、最初にそろえる道具や置き場所の考え方はほぼ共通しているので、まずはこの記事で挙げた6点を用意するところから始めてみてください。
道具・エサ・温度管理それぞれの詳しい内容は、この記事から各記事へのリンクをたどって確認できます。
今日のアクション
- 飼っているのがカブトムシかクワガタか、種類も含めて確認する
- 飼育ケース・マット・転倒防止材・エサ皿・昆虫ゼリー・温度計の6点をそろえる
- 直射日光の当たらない20〜25度前後の場所にケースを置く
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